2012年12月19日水曜日

BO2マルチプレイヤーの感想

Call of Duty:Black Ops2の日本語吹き替え版がいよいよ発売されますので、
Windows PC版 日本語字幕版の個人的な感想等を書いてみたいと思います。

ここではマルチプレイヤーについて記載していきます。
まずゲームのルールと参加方法について。
BO2ではチームデスマッチやドミネーション等、かなりの数のゲームルールがあります。
遊びたいルールを先に選び、同じルールを選んだ人同士が自動で集められる仕組みになっています。
この機能自体はとても便利で気軽に遊べるのですが、
人気のないルールは人がこず遊べないというデメリットもあります。
クイック入場的な機能もないため、人気のないルールはほんとに人が来ません。
ルールに関してですが、中には時間毎に武器が変わるという、よくわからないルールまであります。
不要なルールを増やし過ぎたせいで人数の分散がひどくなっている気がします。
パーティールールは統一するなど、もう少し改善して欲しいと感じました。
それからロビー内でチャットが出来ないのも少し気になりました。

次にゴア表現ですが
流血→あり(オプションでの切替不可)
部位欠損→なし
といった感じです。
血が飛び散ったりはしないので、グロが苦手でも大丈夫だと思います。

それから、このゲームの特徴に感じたのはゲーム中にリスポーン位置が変動することでした。
ある程度ずれるのは分かるのですが、遊んでいる内に敵と見方のリスポーン位置が完全に入れ替わることもあるため、篭っていると後ろから敵に撃たれることもあったりします。
慣れるまではどこから敵が来るのか分からずカナリ苦戦しました。
この効果により、BO2では芋るということが出来にくくなっています。
キャンパーが嫌いな方にはメリットになるでしょうか。

次にゲームの規模ですが、かなり少人数に感じます。
一番オーソドックスなチームデスマッチが最大で6:6の12人です。
マップが狭いこともあって出会い頭の個人戦が頻発します。
反射神経やネット回線等が必要になってきますのでこれらに恵まれない方は苦戦すると思います。
GROUND WARというルールのみ最大が9:9の18人にですがマップの大きさは同じなためこちらは乱戦になりがちです。

回線について、個人的に遊ぶ限りではあまりラグを感じることはありませんでした。
たまに回線切断のマークが出て、同じ場所を行ったり来たりすることがあったぐらいです。
自分の場合はLANケーブルを変えたことで全く出なくなりました。
環境の影響に敏感なのかもしれません。

次に遊べるマップですが、全部で14種類とそんなに多くありません。
どのマップも全体的に狭く、建物に入ったり出たりといった感じで入り組んでいます。
このおかげで遭遇戦がかなり高いためSMGが有利に感じました。
先述しましたがマップの構造とリスポーン位置の変動により、芋りが難いつくりです。
完全に隠れることが出来るような場所もありません。


次に便利だと思ったキルカメラとシアターモードについて。
マルチプレイヤー中、相手にキルされるとキルカメラというものが再生されます。
これは「相手視点のキル時再現ムービー」のようなものです。
キルされる少し前の状態からキルされるまでを相手視点で見ることができます。(スキップも可能)
これを見ることによって自分がどうやって、何故やられたのか確認できます。
このためゲーム中にある程度対策を行うことが可能となります。
シアターモードというのは1ゲームの最初から最後までを好きなプレイヤーの視点に切り替えて再生できる機能です。
1ゲームが終わった時点でシアターモード用のデータが自動的に保存されます。
シアターモードに移動すれば自分で遊んだゲームを後から見返すことが出来ます。
自分でいい試合だったと思った場合にはブックマークしたりもできます。
このシアターモードではゲームに参加していたプレイヤー全員の一人称視点、三人称視点、フリーカメラで確認でき、再生や巻き戻し、一時停止など自由に操作できます。
このため強いプレイヤーの動きを研究するのに使えてかなり便利です。
この2つの機能があるおかげで、他のFPSよりも上達が早くなった気がします。
少なくとも他のFPSでありがちな「何で死んだか分からない」と言うことは無いので精神衛生的は良いです。
(力量の差を見せつけられて絶望するという新たな問題が出てきますがw)


次にこのゲームで一番の肝だと感じる部分。
スコアストリークについてです。
スコアストリークというのは死なずに敵をキルし続ける事により得られる特別な報酬(兵器)です。
味方のレーダーに敵が移るようになったり、自動操縦のマシンガンを出したりと色々あります。
しかし、この「死なずに」というのが初心者を大きく突き放したシステムに感じました。
初心者やnoobなプレイヤーにとって、死なずにキルを続けるのは困難なことです。
加えて、リスポーン位置が動的に変わる仕組みのためリスポーン位置を予測できない限り一方的にやられやすいです。
そもそも、スコアストリークを得ることが出来る時点でそのチームは優勢な状態のハズです。
それに加えてスコアストリークの効果で更に有利となり、戦力差が広がります。
個人的にスコアストリークというは「格差を広げるための悪意」に感じました。
プラスの維持すらままならないプレイヤーにとってはスコアストリークは悪夢でしかありません。
スコアの計算について死んでもリセットされない仕組みであればまだマシだった用に感じます。
(現状のUAVとCUAVの効果を使用者のみに限定するなどのバランス調整が前提ですが)

最後にカスタマイズについてです。
BO2のマルチプレイヤーでは「ピック10」という名のシステムで自分の武器を選んで戦います。
これは「武器や能力の中から好きなものを10個選んで組み合わせることができる」というものです。
(武器で1ポイント、アタッチメントで1ポイント、能力で1ポイントといった感じ)
自分で選ばなくても、デフォルトでひと通りの武器でプリセットが用意されていますのでいきなり遊ぶことも可能です。
プレイヤーと武器には、それぞれにレベルの概念があり、敵を倒すことで経験値を得て成長させる仕組みです。
プレイヤーのレベルが上がると選べる武器や能力が増えます。
武器のレベルを上げると武器につけるアタッチメントが増えます。
カスタマイズの項目に関しては、レベルアップで種類が増えると組み合わせが面白くなります。
ナイファー専用のカスタマイズ等もでき、個性が出せて良いシステムだと感じました。
ただ、プリセットのクラス(カスタムのセット)を使うと武器のレベルが上がらないのは不満でした。

総評になります。
このゲームに向いてると思う人。
芋りが嫌い。
FPSが得意で積極的に勝つための方法を模索していける。
少人数の方が得意。
マップは狭いほうが好き。
一方的な展開でゲームを押し進めたい。
こんな人がお勧めです。

逆に、こんな人には向きません。
プレイ中はつい芋りがち。
FPS初心者や撃ち合いが苦手な人。
勝ちにこだわらず楽しく遊びたい。
少人数より大人数で遊びたい。
マップは広い方がいい。

個人的には まあまあといった感じでした。

大きな不満点はスコアストリークの仕組みだけでした。
ゲーム終了時にスコアが倍以上開くこともザラなので、バランスが良いとは思えません。
それとココには書いてませんが自分のエンブレム(マーク)を作成できるのは地味に楽しいです。

以上。
参考に ならないかもしれませんがこんな感じです。

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